仮定形 仮定条件(もしそうすれば)を表します

動詞の活用⑤ 仮定形(conditional mode)

 仮定形 とは読んで字の如く「もしそうすれば」とか「もしそうだったら」というような仮定条件の意味を表します。

 ・仕事を さぼれ ばマリちゃんに怒られます。
 ・姉が 来れ ばお説教されます。
 ・雨が 降れ ば羽根が濡れるので、外に出たくありません。

 ...... 何だかまた変な例文になっちゃったけど、まあ、こういう感じで使います。どの文にも後ろに「ば」という接続助詞がくっついていますね。これが 仮定形 の特徴です。
 

已然形から転じました

 仮定形は昔の 已然形 から口語活用に転じたものです。
 「已然」という言葉にはあまり馴染みがありませんね。
 「已然」の「已」とは「すでに」、「然」とは「その通りだ」という意味です。なので「已然」は「すでにそうなりましたよ」という意味になります。ところが現代では、このような意味で已然形を使用する例はとても少なくなってしまいました。昔の小説などを読めば、

 ・いくら 呼べ ども返事は来ず。
 ・働け働け ど、暮らしは楽にならず。

 といった表現を見ることもありますが、かなり古い言い回しだなと感じてしまいますね。こういう話し方をする人はもうほとんどいないはずです。現代の口語では圧倒的に 仮定 の意味で使われることが多いのです。ちなみに昔は仮定の意を示すには

 ・雨降らば地固まる。
 ・東の風吹かば、花も咲かむ。

というように、「未然形 + ば」という形を使っていました。

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