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【Excel】INFO関数でOSバージョンやフォルダのパスを取得する

【Excel】INFO

INFO は現在使用している OS のバージョンや、今開いているエクセルファイルのフォルダのパス名を調べる関数です。INFO は INFORMATION(情報)の略語です。INFO の引数には求める情報の種類を文字列で渡します。

INFO("文字列")

文字列を直接指定する場合はダブルクォーテーション “” で囲みますが、セル参照の場合は必要ありません。たとえば

=INFO("RELEASE")

とすれば、エクセルのバージョン(15.0 など)が返ります。しかしセルA1 に「RELEASE」と入力されている場合は

=INFO(A1)

とすれば同じ結果が返ります。他にもいくつか機能を見てみましょう。

INFO("NUMFILE")

と入力すると現在開いているエクセルファイルのシートの数が返ります。

INFO("DIRECTORY")

とすれば、今使用しているエクセルファイルのディレクトリ(カレントディレクトリ)またはフォルダ(カレントフォルダ)が返ります。たとえば「C:\Users\KOBATO\Documents\」のようなパス名です。また、

INFO("SYSTEM")

は運用環境を検査します。「pcdos」が返れば Windows版エクセル、「mac」が返れば Mac版エクセルです。

検査の種類と OS/Excelバージョン

INFO関数の引数として指定できる文字列と、OSバージョン、Excelバージョンの表を載せておきます。

検査の種類 得られる情報
DIRECTORY 現在のディレクトリあるいはフォルダのパス
NUMFILE 現在開いているワークシートの数
ORIGIN ウィンドウに表示されている左側のセル参照
OSVERSION 現在使用中の OS のバージョン
RECALC 設定されている再計算モード
RELEASE 使用中の Excelバージョン
SYSTEM 運用環境(Windows/Mac)
INFO(“RELEASE”) 西暦バージョン表記
11.0 Excel 2003
12.0 Excel 2007
14.0 Excel 2010
15.0 Excel 2013
INFO(“OSVERSION”) の戻り値 一般的バージョン表記
Windows (32-bit) 4.00 Windows 95
Windows (32-bit) 4.10 Windows 98
Windows (32-bit) 4.90 Windows Me
Windows (32-bit) NT 5.00 Windows 2000
Windows (32-bit) NT 5.01 Windows XP
Windows (32-bit) NT 6.00 Windows Vista
Windows (32-bit) NT 6.01 Windows 7
Windows (32-bit) NT 6.02 Windows 8
Windows (32-bit) NT 10.00 Windows 10

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