連用形:「ます」と「て」が続きます

動詞の活用② 連用形

 「連用」とはまた耳慣れない言葉ですよね。辞書で「連用」を引いてみると、

 同じ物を続けて使うこと。 【用例】睡眠薬を連用する。

というような説明が書いてあります ...... 薬を飲む状況をこんな言葉で表現することなんておそらく一生ないでしょうけど、文法の世界にはこういう奇妙な用語がたくさん出てくるので、慣れるしかありません。動詞の連用形とは、

 後に活用する言葉が続きますよ

という意味です。活用する言葉とは変化する言葉のこと。必ずしも動詞とは限りません。助動詞の場合もあります。連用形には活用語尾が2種類あります。
 

ます形(masu form)

①語尾に「ます」をつけて丁寧な言い方をします。
 助動詞「ます」は色々な形に活用できます:

・こばとちゃんが踊ります
・こばとちゃんが踊りました
・こばとちゃんと一緒に踊りましょう

 こばとは、色々なダンスを踊れます!
 中でも一番のお得意は、何と言っても『こばとちゃんダンス』!
 こばとちゃんダンス♪ こばとちゃんダンス♪

②文を途中で区切ります

・こばとちゃんが踊り、かばねちゃんも踊った。

③名詞に変えます

・小春ちゃんは、こばとの踊りを見て笑いました。

 (大笑いされましたよ! 失礼しちゃいますね!)
 

て形(te form)

 て形とは語尾に「て」や「た」をつける形です。その用法は幅広くて全部説明するのはさすがに無理。主な使い方だけ載せておきますね。

①過去の出来事を表します:

・かばねちゃんが 怒った

②文を途中で区切ります:

・かばねちゃんが 怒って、こばとちゃんが謝った。

③状態や進行形を表します:

・かばねちゃんが 怒っているときは、口答えしないで大人しくしておくほうが無難です。

 (姉さんは怒ると怖いんですよ、本当に)
 

どうして連用形の活用語尾は2種類あるの?

 活用語尾とは、たとえば「踊る」の連用形

 踊ます

の赤い部分のこと。上で説明したように連用形の活用語尾はそれぞれの動詞について、

 [1] 笑います、怒ります、泣きます
 [2] 笑って、怒って、泣いて

のようにそれぞれ2種類あります。「でもどうして2種類あるのかなー」と不思議に思いますよね。実は昔はひとつだったのですが、時が経つにつれて音の変化が起こったのです:

 笑いて ⇒ 笑って
 怒りて ⇒ 怒って
 泣きて ⇒ 泣いて

 左側より右側の言葉のほうが発音しやすいと思いませんか?
 こういう音の変化のことを「音便化」といいます。
 「音便化」についてはまた別の機会にその規則性も含めて詳しくお話しますので、今は大まかに「こういうことなんだー」ということだけを頭の隅に残しておいてくださいな。別に忘れてしまってもかまいません。

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