理紗は椅子に座ってくつろいでいた

 テーマ文:理紗は椅子に座ってくつろいでいた。

 ソファに座ってくつろぐ人物の描写です。くつろぐは [のんびりする、ゆったりする、リラックスする] などで置き換えられそうです。

 ・理紗は椅子に座ってくつろいでいた。
 ・理紗はソファに座ってのんびりしていた。

 「座って」は、 [掛ける、腰かける] で幅を広げることができます。

 ・理紗はソファに掛けてゆったりしていた。
 ・理紗はソファに腰かけてリラックスしていた。
 ・彼女は長椅子に腰かけてゆったりとくつろいでいた。
 
 もう少し凝った表現をしたければ、

 ・理紗は椅子の背もたれに身を預けてゆったり過ごしていた。

 と書くこともできます。

異国情緒を演出します

 座る場所を変えて遊んでみましょう。

 ・彼女はゾウの背中に腰かけてゆったりとくつろいでいた。

 この文章を読めば、異国の風景を頭に思い描く人が多いと思います。歴史に詳しい人は時間を遡って紀元前のカルタゴの王女様を想像したりするかもしれません。まあ、もちろん日本の動物園の飼育員さんという可能性もありますけどね。でも飼育員さんは忙しくてゆったりできませんよ、きっと。ついでにもう1つ。主語も同時に変えてみましょう。

 ・ロイドは岩の上に腰かけてくつろいでいた。

 波打ち際に座って海を眺めているのか、それとも登山途中で一服している場面なのか。色々と想像が広がりますね。KOBATO's BOOK には Profile Editor で出力された外人さんの名前も組み込まれるので、とっても国際的(?)な文章が現れたりするのです。そのうち架空名簿のコーナーでも外国人の氏名をたくさん載せる予定です。
 

【プログラミングの視点】凝った表現の難しさ

 「座って」の類似表現は suwaru[座る、掛ける、腰かける] の連用形を呼び出します。配列の中にある単語はどれも基本的なので様々な文章に応用が効きます。しかし、「背もたれに身を預ける」といった特殊な表現を関数の中に組み込むと問題が生じます。suwaru[...] はその目的語配列 psuwaru[...] から[床, 畳, 地べた, ...]など背もたれのない場所も選択できます。だから、「背もたれに身を預ける」に psuwaru[...] を使ったりすると、

 ・理紗は土管の背もたれに身を預けてくつろいでいた。

というような、おかしな表現が出てきてしまいます。だからといって psemotarenimioazukeru[...] というやたらと長い名前の目的語関数を作っても他の文で使うことのない無用の関数となってしまいます。なので、こういう場合は

 ・椅子の背もたれに [身, 身体, 背中] を [預けて, あずけて]

というふうに文節を丸ごと関数にして登録してしまうのです。他の方法を今のところ思いつかないから、苦肉の策でやっているだけですけどね ......。

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