鬼怒楯岩大吊橋を渡ります

鬼怒川温泉珍道中⑤ 鬼怒楯岩大吊橋

 鬼怒楯岩大吊橋までやって来ましたよ! 温泉街と楯岩を結ぶ全長 140m の歩行者専用吊橋ですよー! 長いですねー! 高いですねー! 怖いですねー! こばとは、こういうのがちょー大好きなのです!

かばね
 <小声で>馬鹿は高い所が好きだっていうけど ......

こばと
 ん? 姉さん、何か言いました?

かばね
 いいえ。何にも。

こばと
 てなわけで、渡っちゃいますよー! 揺れちゃいますよー!

かばね
 飛んでるから、こばとは揺れないでしょ。

こばと
 そんな初歩的なミスを、このこばと様がするはずないでしょー!
 こうやって、よいしょっと ...... マリちゃんの肩に乗れば、吊り橋のグラグラを体感することができるのです! 視線の高さも人間とほぼ同じですからねー。これぞまさにバーチャル人間体験ですよー! 

真理子
 .........

かばね
 よくそういう、くだらないことばかり思いつくわね。

博和
 これ、渡るのかい?
 向こうが見えないよ?

こばと
 もしかして怖いんですか、博和さん?

博和
 いや、怖いとか、そういう ...... はっきり言うと怖いなあ。

かばね
 まあ、情けない! 男の子がそんなことでどうするの!?

博和
 そういえば、子供の頃もプールの飛び込み台で尻込みしていたときに、かばねさんに怒られたことがあったなあ。 

かばね
 少しは成長したところを見せてちょうだい。
 ほら、先頭に立ってしゃっきり歩く!

博和
 厳しいなあ。うわあ。高いなあ。下は見ない、下は見ない。

こばと
 今日は風が強いですねー!
 揺れますねー! グラグラしますねー!
 ひゃああ! まさに絶景ですねー!
 ほら、博和さん、下を眺めてみてくださいなー!
 鬼怒川の急流が岩肌を縫うように、ゴウゴウと流れていますよー!

博和
 ...... わあ。見ちゃったじゃないか! あ、足がすくむ!

真理子
 下までざっと 40m ぐらいはありそうね。

かばね
 いい景色ねえ。せっかくだから、博和君、記念にスマートフォンで撮影してみたら?

博和
 勘弁してくださいよ。

こばと
 姉さん、こばとの思いつきをくだらないとか言いながら、ちゃっかり博和さんの肩に座ってるしー!

かばね
 何となく。ほら、博和君、さっさと歩きなさい。
 後のマリちゃんたちがつかえてるわよ。

真理子
 そうよ。早く歩いてよ。

博和
 ...... 旅館で温泉にでも浸かっていればよかったよ。

こばと
 橋の中央に到達しましたよー!
 ひゃああ! もうグラグラ揺れてますねー! 愉快ですねー!

博和
 こばとちゃんは羽根があるから落ちることないもんな。
 いい気なもんだよ、まったく。

こばと
 当たり前ですよー!
 羽根もないのに、こんなところを渡る人間の気が知れませんねー!

博和
 .........

こばと
 渡り切りましたよー! 「楯岩」に到着しました!

真理子
 名称の由来は何だっけ?

かばね
 そのまんま。戦いの時に使う楯に似ているから「楯岩」。

真理子
 なるほど。

こばと
 展望台まで登ってみますよー!

博和
 とほほ。これ以上高い所はもうじゅうぶんだよ。

かばね
 さあ歩いて減量、減量。

博和
 もう 10 キロぐらい痩せた気がするなあ。

真理子
 気のせいだから。

こばと
 展望台です! 大パノラマですねー!

真理子
 わあ。鬼怒川も温泉街も全部見渡せるわね。
 こうして眺めてみると、改めて美しい場所ねえ。

かばね
 ずっとここに居たいような気分になるわね。

博和
 明日には東京に帰らないといけないんだよなあ。

真理子
 そろそろ戻ろうか。

かばね
 もう少し眺めさせて。この風景をしっかり心に刻んでおきたい。
 マリちゃんや博和君と一緒に眺めた風景を、この先 1000 年残る記憶として残しておきたいのよ。

真理子
 かばねさん ......

(明日は東京に戻ります。帰路の様子も書くので、鬼怒川温泉珍道中最終回をよろしくです)

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