日付入力の基本操作を学びますよ♪
日付は “/” で区切って入力しましょう
こばと
涼音さん、事務のお仕事で日付を記録しておく機会は多いですよね?
城戸涼音
はい。請求書や納品書などに日付を残しておくことは大事ですから。毎日のように入力しています。
こばと
毎日のように繰り返される単調作業であるからこそ、なるべく効率的に「さくっと」済ませたいですよねー。それでは涼音先生、さっそく日付の入力の仕方を教えてくださいな。
涼音
え? そんなの、こばとさんだって、とっくにご存知のはず ……
こばと
いえ。この記事は「エクセルの達人・涼音先生に教えてもらおう」というスタンスですから。そういう感じでお願いしますよ。どうやって日付を入力するのか知りたいなー。
涼音
何ですかもう、そのわざとらしい演技は …… はいはい、わかりましたよ。たとえば西暦 2015 年 11 月 29 日と書き留めておきたい場合、適当なセルを選択して、
のように各数字を “/” で区切って入力します。すると Excel は「このデータは日付だね」と認識してくれるようになり、あとで色々な日付表示形式に変更することができるようになります。それから今年の記録であれば、最初の 2015 という部分は省略できて、
とだけ入力します。するとこんなふうに ……
こばと
なるほど。「 11 月 29 日」となりましたねー。それだけでなく、上にあるセルのデータを見ると、ちゃんと 2015 という数字が入っていますよー! 驚きですねー!
涼音
…… 知ってるくせに。
西暦形式で表示します
こばと
でも肝心のセル表示がこのままの形だと困りますね。ちゃんと何年かを表示させないと混乱しますよね?
涼音
ですね。そういうときはこのセルを選択した状態で、「ホーム」タブ、それから、ここのところ …… 何ていうか知らないけど、この小さい矢印をクリックするんです。
こばと
あ、それは「数値」グループのダイアログボックス起動ツールです。
涼音
…… こばとさんは「何も知らない役」じゃなかったんですか?
こばと
でしたねー。気をつけます。
[注]ダイアログボックスは、セルを右クリックして「セルの書式設定」を選択しても開けます。
涼音
ダイアログボックスが開いたら、「分類」から日付を選択して、「種類」で西暦形式を選択します。そして「OK」をクリックします。
こばと
なんと! セルに 2015 が表示されましたよ!
涼音
その大仰な反応、もういいですから。
やっぱり平成表示でないとね
こばと
でも「あとりえこばと出版」の書類は「平成」で記録されていることが多いですよ?
涼音
その場合は、先程の手順のダイアログボックスで「カレンダーの種類」で和暦を選択して、「種類」からお好きな形式を選びます。
こばと
な、な、な、なんとー! 西暦表示が平成表示に変わりましたよー!
涼音
……しつこいですよ、こばとさん。
予め書式設定しておきます
こばと
でも日付を入力する度に、こんなことしていたら結構面倒ですよね。
涼音
ええ。ですから、例えばこういう日付部分が空白の請求書を予め作ってあります。
涼音
空白セルは先程の手順で和暦に表示されるように書式設定されています。請求書が必要なときはこのファイルを開いて、日付を “11/29” と入力すればいいんです。そうすれば “平成○○年△△日××日” のように表示されますから。
こばと
なるほどですねー。涼音先生、本日は大変勉強になりました。ありがとうございます。
涼音
もう。やめてくださいよ、先生だなんて。
こばと
次回もまたよろしくお願いします。
涼音
はあ。
<次回に続く>
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