印税率と原稿料 単行本、雑誌、イラストなど

 『あとりえこばと』で出版する本は、こばとが自分で書いているものもありますけど、経営者として他に色々やらなくてはならない仕事もあるので、半分ぐらいはよそに頼むことになります。依頼する相手は、こばとの知人や元教え子ということがほとんどですけど、そういう親しい間柄であっても必ず原稿料というものを支払わなくてはなりません。こばとは少しも払いたくないけど、払わないと文句を言うのです。困ったものですね。
 

印税率と原稿料

 単行本を出版するのであれば、基本的に支払う原稿料は印税率によって決まります。

原稿料 = 発行部数 × 定価 × 印税率

という式で計算します。印税率は出版社側とライターさんの間で取り決められる契約です。つまり「売り上げのうち○○パーセントを支払いますよ」という比率の事なのです。世間一般的には 8 ~ 10 % ぐらいで設定されます。たとえば印税率を 10 % と決めておいて、定価 1000 円の本を 3000 部売ったとすると

原稿料 = 3000 部 × 1000 円 × 10% = 30 万円

と計算されることになります ...... でも『あとりえこばと』のような小さな会社で 10 % も払っていたら、とてもじゃないけどやっていけませんよ。そこで、
「 5 % で書いてね! お願い、お願い、お願い-!」
と交渉して印税率を抑えているわけです。ところが最近は執筆依頼の電話をかけると「体調不良」とか「家内と離婚調停の最中」とか、「近頃ボケ気味で」とか色々なことを言って電話を切られてしまうことが多くなりましたよ ...... 世知辛い世の中になったもんですね ......
 

雑誌に掲載する場合

 『あとりえこばと』では『 LINGUISTIC FAIRY 』という雑誌を隔月で発行していますが、こういう雑誌に掲載する原稿を依頼した場合は、枚数計算で報酬を支払うことになります。
 「 400 字詰め原稿用紙 1 枚あたりいくら」という計算方法で報酬を決めます。文芸誌や専門的な内容の雑誌だとかなりの金額を支払わなくてはなりません。大手さんだと 1 枚 3000 円から 5000 円あたりが相場ですね。でも『あとりえこばと』は大手さんではありませんから、
「 1 枚 1000 円で書いてね! お願い、お願い、お願い-!」
と説得して費用を抑えているわけです。でもこのまえ南舘勝正君にこんな感じで依頼したとき、
「うう。急に原因不明の腹痛が!」
と言ってお腹を抑えました。でもその翌日に公園でばったり勝正君に出会いました。勝正君はお孫さんと楽しそうに遊んでいましたよ ...... ききい! 恩師に対して下手な仮病をつかうとは許せませんねー!
 

イラストが載っている場合

 『あとりえこばと』では小さいお子さん向けに英語の絵本を出版していたりもします。こばとがお話を作って、絵については若命雅一さんというイラストレーターさんに依頼して共同作業で出版します。この場合は印税を2人で分け合うことになるのですが、イラストを描く方がたいへんなので、若命さんが 6 割、こばとが 4 割という比率に取り決めています。
 

こばとの原稿料

 これはうちの会社特有の事情だと思うのですけど、こばと自身が執筆した本の原稿料については、すぐにそのままもらえるわけではありません。印税はいったん会社の利益として計上され、他の業績と合わせて、こばとの経営報酬が決まるわけです。なので会社の業績が悪化すると報酬も低くなってしまうわけで、実質的に考えると原稿料は相当に目減りしています。なので書いても書いても、報酬をもらっている気がしないのです。いやんなっちゃうな、もう。

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