今回は文字を抜き出す3つの関数です! セル A1 に
という文字が入っているとして、「言葉」とか「あとりえ」という文字だけをどうやって取り出すのかなー、ということを学びますよ。
LEFT関数
LEFT関数 はその名の通り「左側から文字を取り出す」関数です。この関数を使いたいときは
というふうに書きますよ。1つめの引数で対象となる文字列を、2つめの引数で取り出したい文字数を指定します。2つめの引数を省略すると1文字だけ抜き出します。たとえば
と入れるとセル A1 に入っている「言葉の工房あとりえこばと」の左側から 2 文字を取り出すので、「言葉」という文字列が返ってきます。
RIGHT関数
RIGHT関数 は「右側から文字を取り出す」関数です。
のような形で記述します。
と入力すると「言葉の工房あとりえこばと」の右側から 3 文字を取り出すので、「こばと」という文字列が返ってきます。
MID 関数
LEFT関数や RIGHT関数に比べると、ちょっと使い方が難しいのがこの MID関数 なのです。
のように書いて、対象となる [文字列] の(左側から数えた)[開始位置] から [文字数] ぶんだけの文字を抜き出します。どの引数も省略できません。こんなふうに説明しても何だかごちゃごちゃしてるので、具体例を見たほうが早いです。
と入力すると「言葉の工房あとりえこばと」の左から 6 番目の文字から 4 文字を抜き取るので「あとりえ」という結果が表示されます。最後の引数 [文字数] は [開始位置] 以降のの文字数より多くてもエラーにはなりません。たとえば
と入力すると「あとりえこばと」と返します。つまり 6 番目以降の文字を全て取り出したわけです。
文字列を "" で囲みましょう
上の説明では予めセルに文字列が入力してあることを想定しましたけど、1つめの引数に直接文字列を指定する場合は注意が必要です。ついうっかり
と書いてしまっても、「 #NAME? 」というエラーが返ってきます。必ず文字列を "" で括って
と入れると、ちゃんと「工房」という文字列を返します。でも引数が数値である場合は "" で括らずにそのまま指定します。
と入力すれば「 34 」という数字が返ってきますよ。