勝ち組と負け組は、終戦直後の言葉です

 今から10年ほど前ですかね(もっと前かな?)。
 勝ち組負け組 という言葉が流行ったことがあったのです。
 今でも30代以上ならある程度定着した言葉かもしれませんね。
 もしかすると、十代の若い人たちには馴染みがないかもしれないので簡単に説明しておくと、「人生で成功した人」、「人生に失敗した人」という意味合いで使われていたのです。でもその時、この言葉を 久しぶりに 耳にしたこばとは「は!? 何ですと!?」とびっくり仰天してしまったのです。いえね、人生をそんな尺度で測るとはけしからんとか、そういうことでなく、もっと全然別の意味で驚いたのです。
 

終戦直後の言葉です

 太平洋戦争が終結したあと、南米諸国に移民していたり、(捕虜になるなどして)海外で抑留されていた日本人たちの中には、口伝えで敗戦を知らされてもそれを受け入れることができずに、「日本は連合国に勝ったのだ」と信じていた人たちがいたのです。こういう人たちを揶揄して 勝ち組 と呼んでいたのですね。逆に敗戦を受け入れて「残念ながら日本は戦争に負けたんだよ」と 勝ち組 を一生懸命説得していた人たちを 負け組 と呼んでいました。つまり要約すると ......

 勝ち組 ⇒ 現実を直視できなかった可哀想な人たち

 負け組 ⇒ 現実を客観的に分析できた普通の人たち

ということになります。だからテレビやネットで「私は勝ち組ですよ」と言っている人を見ると、ものすごい違和感があったのです。慣れるまでだいぶ時間がかかりましたよ。
 

姉にとっては笑いのツボだったみたいです

 でねー、10年前にこの勝ち組負け組 という言葉が流行ったとき、姉はひどく可笑しかったようで、テレビで「私は勝ち組です」「勝ち組になるためには?」「負け組にはなりたくない」というような台詞を聞くたびに、
「ほほほ。よしてちょうだい、ほほほほほ」
と笑いっぱなしでした。なんかよほど笑いのツボにはまったみたいなのです。意外にも姉は一度笑い出すと止まらない性質なのです。それで、こばとが調子に乗って、
「こばとも会社を大きくして勝ち組になりたいっ」
と冗談を言ってみると、「ほほほほほ」とお腹を抱えて笑い出し、ひとしきり笑い終えたあとに、
「笑い死にするとこだったわ! つまらない冗談を言うんじゃありません!」
とこばとを叱ったのです。
「つまらない冗談でなく、面白い冗談だから笑ったんでしょー」
と切り返すと、
「口答えするんじゃありません」
と怒りました。いつも最後にはこうなんですよね。いやんなっちゃうな、もう。

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