Hi! KOBATO です! お久しぶりです!
昨日の朝、姉が北海道に帰りました。なんだか変な新キャラとか増えちゃったけど、とりあえず日常が戻ってきました。詳しくは『こばとの英語ノート』 を読んでね。
さて今日は 円をジグザグにアニメーションさせちゃおう という記事です。
いわゆる有名なランダムウォークのアルゴリズムを使います。ランダムウォークのマクロはこばとの知り合いの BlogCat さんの数学教室にもありますけど、こばとに言わせると、あんなの全然ダメね~。やっぱ実際に動かさないとランダムウォークしてる実感わかないのね~。皆さんも BlogCat さんみたいにしょ~もないコードを書いたりしないように、KOBATO のサイトでしっかり勉強してくださいな~。
ワークシートに円を作成します
てなわけで、まず最初はシートに円を作って名前をつけるマクロです。
Sub MakeCircle()
Dim p1 As Single, p2 As Single
Dim s1 As Single, s2 As Single
With Selection
p1 = 200 '左端からの位置
p2 = 200 '上端からの位置
s1 = 20 '図形の横幅
s2 = 20 '図形の縦幅
End With
'円(楕円)を追加します
ActiveSheet.Shapes.AddShape(msoShapeOval, p1, p2, s1, s2).Name = "circle"
With ActiveSheet.Shapes("circle")
'図形の背景色を青にします
.Fill.ForeColor.RGB = vbBlue
'図形の枠線を無しに設定します
.Line.Visible = False
End With
End Sub
実行するとシートに青い円がひょっこり出現します。
AddShape メソッドの引数を msoShapeOval で指定して Shape コレクションに新しい図形(楕円)を追加しています。msoShapeOval は一般に楕円を作成しますが、縦幅と横幅を同じにすることで円になります。このマクロで図形に "circle" という名前をつけていますが、このオブジェクト名は次のマクロで使用します。
円をジグザグに移動させましょう
上のマクロを実行してから(シートに円を作ってから)、次のマクロを実行すると、円がジグザグ(ランダム)にあちこち動き回りますよ。
Sub MoveCircle()
Dim ct As Integer
Dim crc As Object
'オブジェクト変数に図形を入れます
Set crc = ActiveSheet.Shapes("circle")
Randomize
For ct = 1 To 100
'1 ~ 4 の乱数を発生させます
rd = Int(RND * 4 + 1)
'得られた乱数によって移動方向を決定します
Select Case rd
Case 1
crc.Top = crc.Top + 3
Case 2
crc.Top = crc.Top - 3
Case 3
crc.Left = crc.Left + 3
Case Else
crc.Left = crc.Left - 3
End Select
'処理間隔を 0.1 秒に設定します
Application.Wait [Now() + "0:00:00.1"]
Next ct
End Sub
面白いから試してみてね~。
Wait メソッドは処理を指定時間だけ停止させます。
という記述で繰り返し処理の 1 ステップごとに 0.1 秒だけ時間を止めて円の移動速度を緩めています。この記述がないと、あっという間に処理が終わってしまい、円が瞬間移動したようにしか見えません。