「Excel データベース研究所」の記事です。今回は縦横に並んだ学級担任一覧表から、学年と学級(クラス)を指定して、該当者を参照するというワークシートを作ってみます。サンプルとして以下のデータを使用します。コピーしてワークシートのセル C3 に貼りつけてください。
1 | 2 | 3 | |
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1 | 玉村 彩奈 | 芳賀 真智 | 大岩根 均弥 |
2 | 山里 安紀子 | 曾我 瑠津子 | 羽広 剛信 |
3 | 狩谷 絹子 | 鰺坂 久遠 | 新村 もみじ |
4 | 伊関 元志 | 外園 琴葉 | 十楚 久徳 |
5 | 掃部関 伊暢 | 樋勝 建彦 | 士反 鋭之助 |
【Excel】学級担任一覧表
リストを貼りつけたら、次のように表の体裁を整えます。
セル D2, E2, F2 は [ホーム] タブから [セルを結合して中央揃え] を選択してくっつけておきます。同様にセル B4 ~ B8 も結合させて、こちらは [ホーム] ⇒ [方向] ⇒ [縦書き] として文字の方向を縦にして見やすくしておきます。あとは好みに応じて色を塗るなどしてください。F10 は学年を、F11 は学級を指定するセルです。とりあえず 2 と 3 を入れておきます。そしてセル F12 には
=INDEX(D4:F8,F11,F10)
と入力します。
セル F12 には「鰺坂 久遠」と表示されるはずです。INDEX関数 は
=INDEX(参照範囲,行,[列])
の形式で記述して範囲内の相対的な行と列のセルデータの内容を返します。引数は行・列の順番ですよ。ここ間違えると大変です。さっきの
=INDEX(D4:F8,F11,F10)
では、まず1つめの引数で氏名の入ったセルをまとめて指定して、その次に行(学級)を指定する F11, 最後に列(学年)を指定する F10 です。
あ、そうそう。さっきマリちゃんの家でかき氷食べたんですけどね。それはもうとーっても冷たくて甘くて美味しかったんですけど、ちょっと食べ過ぎてお腹壊してしまいました。これからますます暑くなっていくと思いますけど、皆さんも冷たい物を食べ過ぎないように気をつけてくださいね。それではまた次回お会いしましょー。
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【AI解説】Excelで学級担任一覧表からデータを取り出す方法
Excelで学級担任一覧表から特定のデータを取り出す方法はいくつかありますが、基本的な方法としては、フィルタリングや関数を使用する方法があります。以下に具体的な手順を示します。例として、学級担任一覧表が以下のような表であるとします。
教師名 学年 クラス 科目
先生A 1年生 1組 数学
先生B 1年生 2組 国語
先生C 2年生 3組 英語
先生D 2年生 4組 社会
フィルタリングを使用する方法
1.データが入力されたセル範囲を選択します。
2.「データ」タブをクリックします。
3.「フィルタ」ボタンをクリックして、フィルタリングを有効にします。
4.フィルタを適用したい列のフィルタアイコン(▼)をクリックします。
5.フィルタオプションから条件を設定して、特定のデータを抽出します。
例えば、学年が「1年生」の教師を抽出したい場合、学年の列で「1年生」を選択すると該当のデータが表示されます。
関数を使用する方法(FILTER関数)
Excel 365以降のバージョンでは、FILTER関数を使用して条件に合致するデータを抽出することもできます。
1.抽出結果を表示したいセルを選択します。
2.フォーミュラバーに以下のような式を入力します(例: 学年が「1年生」のデータを抽出する場合):
=FILTER(A2:D5, B2:B5=”1年生”)
この式は、A2:D5の範囲から学年が「1年生」に該当する行を抽出して表示します。
条件付き書式を使用する方法
特定のデータを目立たせるために、条件付き書式を使用する方法もあります。
1.データが入力されたセル範囲を選択します。
2.「ホーム」タブをクリックします。
3.「条件付き書式」を選択し、新しいルールを作成します。
4.条件式を設定して、特定のデータを目立たせる書式を適用します。
例えば、学年が「1年生」の教師を色分けして表示する場合、条件付き書式で学年が「1年生」の行に色を付けるルールを作成します。
これらの方法を組み合わせて、学級担任一覧表から特定のデータを取り出すことができます。使用するExcelのバージョンや具体的な抽出条件に応じて、最適な方法を選んでください。