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【Excel】ROMAN関数とARABIC関数の使い方

ローマ数字って読みにくいですよね。
「ローマ数字のⅥはアラビア数字で4だっけ、6だっけ?」
と悩んだりすることありませんか? これがもっと大きな数字になるともう大変です。たとえば、「923をローマ数字に直しなさい」と言われても、ほとんどの人は「???」となってしまうはずです(正解はCMXXIII)。でも、ROMAN関数を使うと、好きな数字をローマ数字に変換してくれます。ARABIC関数はその逆でローマ数字をアラビア数字に変換してくれます。便利ですね。記事の最後に正式なローマ字表記についての簡単な解説も添えておきます。

【Excel】ROMAN関数

ExcelROMAN関数 を使うときは

=ROMAN(数値[,書式])

という形で記述します。1つめの引数には 1 ~ 3999 の数値を指定することができます。2つめの引数には 0 ~ 4 の数値を指定しますが、「0」を指定すると正式表記、順次数値が大きくなるにしたがって簡略化した表記を返します。2つめの引数を省略すると「0」を指定したものとみなされます。たとえば、

=ROMAN(1)

と入れるとローマ数字「Ⅰ」が返されます。

=ROMAN(6)

なら「Ⅵ」です。

=ROMAN(15)

とすれば「XV」が返ります。

=ROMAN(1294)

と入力すると「MCCXCIV」が返ってきます。

【Excel】ARABIC関数

エクセルの ARABIC関数 はローマ数字をアラビア数字に変換します。たとえば、

=ARABIC("X")

と入力するとアラビア数字「10」が返ります。

=ARABIC("XXXVII")

と入力すると、アラビア数字「37」が返ります。ARABIC関数が受け取る引数は文字列なので、ダブルクォーテーションを忘れないようにしてください。

=ARABIC(XXXVII)

のように入力しても「#NAME?」が返ります。

ローマ数字の表記法

ローマ数字では、

1=Ⅰ, 5=Ⅴ, 10=Ⅹ, 50=L, 100=C, 500=D, 1000=M

という記号で表すように定められています。上位の数字の左側に下位の数字がつくときは、上位から下位の数字を引き算します。たとえば、「Ⅸ」はⅩ(=10)からⅠ(=1)を引いた数「9」を表しています。もっと大きな数字を見てみましょう。たとえば、アラビア数字の「528」は「DXXVIII」と表記されます。「3079」であれば「MMMLXXIX」となります。やっぱりどう考えたってアラビア数字のほうが便利ですよね。古代ローマ人は足し算ひとつにも大変な苦労していたのかもしれません。

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