今回は ワークシートを追加/削除するマクロ を作りましょ~。
ワークシートを追加します
まずは一番シンプルなマクロを書いてみます。
Add メソッド で新しいシートを追加しますよ。
Worksheets.Add.Name = "NewSheet"
End Sub
実行すると NewSheet という名前の付いたシートが追加されます。このマクロでは挿入位置を何も指定していないので、今開いているシート(アクティブシート)の後ろに追加されますが、位置を指定したい場合は、Before もしくは After 引数を指定します。たとえば
Worksheets.Add(Before:=Worksheets("Sheet1")).Name = "NewSheet"
End Sub
とすると、Sheet1 の前に新しいシートが追加されます。
Worksheets.Add(After:=Worksheets("Sheet1")).Name = "NewSheet"
End Sub
とすると、Sheet1 の後ろに新しいシートが追加されるのです。複数のシートをまとめて追加したいときは Count 引数を指定します。たとえば
Worksheets.Add Before:=Worksheets("Sheet1"), Count:=2
End Sub
とすれば、Sheet1 の前に 2 枚のシートが追加されます。
ワークシートを削除します
シートを削除するマクロはとっても簡単だけど、特に何も書かないと、手動でシートを消すときときと同じように「シートを削除すると元に戻せません」みたいなメッセージが表示されます。それが煩わしい場合は、DisplayAlerts を False にしておきましょう。
'警告メッセージをオフにします
Application.DisplayAlerts = False
Worksheets("Sheet1").Delete
End Sub
マクロを実行すると警告なしで Sheet1 が消えます。でもワンクリックでぱっと消えちゃうようなマクロだと「ぎゃああ! 間違えましたよー! このシートは消しちゃいかんやつですよー!」みたいなことになってしまうかもしれないので、ユーザーさんに本当に消すのかどうか確認するメッセージを出すようにしておいたほうがいいかもしれません。 ≫ VBA 辞典メニューに戻って他の記事も読んでね~♪